TR-1073「JJ-300.00機能実装ガイドライン ~非IP及び非イーサネット通信技術への対応~」の制定(IoTエリアネットワーク専門委員会)
IoTエリアネットワーク専門委員会では、2021年3月2日付けで、TR-1073「JJ-300.00機能実装ガイドライン ~非IP及び非イーサネット通信技術への対応~」第1版を制定しました。
TR-1073制定の背景と概要
HTIP規格では第2版に改定される際、ZigbeeやWi-SUNなどのEthernetフレームを伝送しないネットワークにおいても6LoWPANを利用してIP接続が可能な場合について、HTIPを利用可能とする方式について記載しているが、EthernetフレームもIPパケットも伝送しない、非Ethernetかつ非IP(以後、非Ether-非IPと表記)の通信技術においては利用可能とする標準的な方法が存在していなかった。IoT向けの伝送技術においては非Ether-非IPの通信方式はめずらしくなく、これらを対象に含めることは、IoTエリアネットワーク管理技術としてのHTIPの適用範囲拡大にとって重要な意味をもつ。
本技術レポートでは何らかの中継装置を経由して非Ether-非IPの通信技術と、Ethernetフレームに基づく元々HTIPが対象としてきた通信技術が接続されている場合を想定し、その接続方式について記載する。