“NNAI関するチュートリアル資料その3”の技術レポートの作成 (番号計画専門委員会)
番号計画専門委員会は、2020年3月18日にTR-1080 “NNAIに関するチュートリアル資料_その3”の技術レポートを作成しました。
TR-1080作成の背景と概要
ITU-T SG2では、その研究分野の一つとして、NNAI(ナンバリング、ネーミング、アドレッシング及び識別子)の要件及び予約・割当て・再利用の基準と手続きを含むリソース割当てに関する事項を対象としています。また、NNAIの割当てと管理に関する手順については、WTSA(世界電気通信標準化会議)で採択された決議20においても規定されており、同決議にも留意しつつ検討が行われています。
NNAIの種類やこれに関する論点は多岐にわたっており、全体像把握のための一助になるようなまとまった資料の存在は貴重です。本技術レポートは、ITU-T SG2の前議長のDr. Sherif Guinenaが、NNAIに関するチュートリアル用に作成した資料を翻訳したもので、一昨年発行したTR-1067「NNAIに関するチュートリアル資料」及び昨年発行したTR-1070「NNAIに関するチュートリアル資料その2」の続編になります。同SGの役職経験者によって、体系立てて記述された本資料は、NNAIの理解に大いに役立つものと思われます。NNAIの全体を理解するうえでは、TR-1067、TR-1070も合わせて参照することを推奨します。
番号計画専門委員会の活動をご理解いただく上でも、電気通信番号の基本的な部分について理解していただくための一助になればと考えています。