TTC会員の株式会社アステム様が参画する 認定NPO法人 障害者放送通信機構が ゼロ・プロジェクト/第56回ギャラクシー賞(報道活動部門)を受賞しました
「ゼロ・プロジェクト」は、国連広報省と連携し、障害者権利条約の理念に基づいて、毎年、障害者の生活を向上する取り組みを行っている団体や個人に対し、「ゼロ・プロジェクト・アワード」を授与しています。
2018年度は、TTC会員の株式会社アステム様が参画する認定NPO法人 障害者放送通信機構がアワードを受賞しました。
これは、「目で聴くテレビ」の活動、特に「アイ・ドラゴン」を使っての、リアルタイムで手話&字幕を合成する技術が高く評価されたものです。
オーストリア・ウィーンの国連事務所で行われました授与式では、「目で聴くテレビ」ディレクター・手話キャスターの重田 千輝 氏(ろう者)が、国際手話でスピーチを行い、阪神淡路大震災を機に「目で聴くテレビ」の活動が始まったこと、20年間リアルタイム手話・字幕放送を行ってきたこと、この技術は外国でも応用できるもので、特に低アクセシビリティな発展途上国での活用が望まれることを話し、諸国の注目と期待を集めました。
認定NPO法人 障害者放送通信機構の「『目で聴くテレビ』の災害報道の20年~もうひとつの言語で伝える災害報道~」が、2019年5月31日に、第56回ギャラクシー賞(報道活動部門)選奨を受賞しました。
「ギャラクシー賞」は優れたテレビ・ラジオ番組、放送文化に貢献した個人・団体を顕彰する目的で1963年に創設され、今回で56回目を迎える放送界では最も権威ある賞です。
「目で聴くテレビ」は、IPTVを利用した聴覚に障害のある方のための手話と字幕の放送です。番組を見るために必要な専用の受信機「アイ・ドラゴン4」はTTC標準のJT-H702に準拠、国際標準規格(H.702)としても認証されているアクセシブルな製品です。