【2021年度情報通信月間参加行事】TTCオンラインセミナー「コロナ禍における情報アクセシビリティの向上」開催報告
コロナ禍もすでに1年半を超え、誰もが想像もしたことがない日常が続いています。会議やセミナー(研修)は、オンラインが主流となり、操作に不慣れな情報障害者の多くが途方に暮れた昨年の春でした。アクセスができても、字幕や手話のない画 面は、聴覚障害者にとっては全く理解ができません。 「障害者権利条約」の批准や「障害者差別解消法」の整備の過程で、繰り返し求められてきた「誰も置き去りにしては ならない(No one will be left behind.)は、SDGsのすべての課題の根底に流れる理念です。 本セミナーでは、障害者や高齢者、外国人などの情報弱者にとってアクセシブルとなる、ITU-T での議論や国内外 の最新の技術、IPTVアクセシビリティ関連の取り組みを紹介し、「情報アクセシビリティ」について考えていただける きっかけとしました。
ご講演いただいた方々並びにご視聴いただきました皆様、誠にありがとうございました。
開催概要
開催日時 | 2021年7月16日(金)14:00~16:45 |
---|---|
開催方式 | Webセミナー(オンラインセミナー) |
共 催 |
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)
IPTVアクセシビリティコンソーシアム
|
参加者数 | 146名 |
講演資料
※資料のダウンロードには会員ログインが必要です。
TTC会員様でログインID/パスワードが不明の場合には、ログインID/パスワード申請ページよりお問い合わせください。
資料ダウンロード
プログラム
司会:株式会社アステム 巨勢 亨子 氏
時刻 | 講演内容 | 講演者 |
---|---|---|
14:00~14:05
|
開会あいさつ
|
IPTVアクセシビリティコンソーシアム 理事長
早稲田大学 教授
亀山 渉 氏
|
14:05~14:15
|
総務省の情報アクセシビリティ支援の取り組み
|
総務省情報流通行政局地上放送課 課長補佐
金子 裕介 氏
|
14:15~14:30
|
コロナ禍における放送および遠隔会議のアクセシビリティ動向とH.702の可能性
ーエクアドルでの実証実験ー
|
NPO法人 支援技術開発機構 副理事長
河村 宏 氏
|
14:30~14:45
|
障害者の情報アクセシビリティの国際的な取り組み
|
慶應義塾大学 特任教授
川森 雅仁 氏
|
14:45~15:00
|
国内外の字幕放送・解説放送制作現場から思うこと
|
ブロードメディア株式会社
堤 修一 氏
|
15:00~15:15
|
休憩
|
|
15:15~15:30
|
コロナ禍における「目で聴くテレビ」の情報保障
|
認定NPO法人 障害者放送通信機構 事務局長
西田 浩文 氏
株式会社アステム
ソーシャルイノベーション事業部 部長
中谷 彰宏 氏
|
15:30~15:45
|
コロナワクチン接種における知的障害者へのわかりやすい情報提供について
|
新潟リハビリテーション大学 教授
藤澤 和子 氏
|
15:45~16:00
|
コロナ禍における聴覚障害者の情報提供の取り組み
|
一般財団法人 全日本ろうあ連盟 理事
小椋 武夫 氏
|
16:00~16:15
|
視覚障害者への情報提供の課題
|
社会福祉法人 日本盲人福祉委員会 常務理事
指田 忠司 氏
「点字毎日」記者
山縣 章子 氏
|
16:15~16:35
|
討論のまとめ &質疑応答
|
IPTVアクセシビリティコンソーシアム
福島 孝博 氏
|
16:35~16:45
|
閉会あいさつ
|
一般社団法人 情報通信技術委員会
代表理事専務理事 岩田 秀行
|
セミナーの様子
上段左から亀山 渉 氏、金子 裕介 氏、河村 宏 氏
二段目左から 川森 雅仁 氏、堤 修一 氏、西田 浩文 氏
三段目左から中谷 彰宏 氏、藤澤 和子 氏、小椋 武夫 氏
下段左から 指田 忠司 氏、山縣 章子 氏、福島 孝博 氏