NICT/TTC共催セミナー「量子通信の最新動向と展望」開催報告
量子技術を巡る動向は、米欧中を中心に、量子技術を国家戦略上の重要技術と位置づけ、研究開発投資の拡充等が行われています。6月19日に、政府は量子技術イノベーション戦略の中間報告を発表しました。量子技術を、将来の経済・社会に変革をもたらし、安全保障の観点からも重要な基盤技術として位置づけ、量子暗号等重点的な研究開発や事業化を促進していくことが示されました。今後、量子通信・セキュリティを巡る動きが国内でも活発化してくることが期待されます。
本セミナーでは、NICTとTTCがタッグを組み、量子技術イノベーション戦略の策定を行った内閣府の会議メンバーや、量子通信分野においてご活躍されている講師の方をお招きし、研究開発の現状と展望をお話いただきました。
尚、一橋講堂で同日同時刻開催された一般社団法人量子ICTフォーラム技術シンポジウムセッション3と連携して開催したものです。
ご講演いただいた方々並びにご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
開催スケジュール
開催日時 | 2019年11月13日(水)15:30 ~ 18:00 |
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開催場所 |
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) 2階 A・B会議室
東京都港区芝公園1-1-12 芝公園電気ビル【MAP】 |
主 催 | 一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) |
共 催 | 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) |
参加者数 | 80名 |
講演資料
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プログラム
モデレーター:国立研究開発法人情報通信研究機構 釼吉 薫 氏
時刻 | 講演内容 | 講演者 |
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15:30~15:35
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開会の挨拶
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総務省 国際戦略局
通信規格課長
山口 修治 氏
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15:35~16:15
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【遠隔】
量子技術分野の国際標準化動向、QKD技術の社会実装、今後の標準化戦略
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国立研究開発法人情報通信研究機構
量子ICT先端開発センター 主管研究員
佐々木 雅英 氏
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16:15~16:45
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QKDネットワークの標準化活動を通じた各国の取り組みと課題について―ITU-T SG13/SG17
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国立研究開発法人情報通信研究機構
イノベーション推進部門 参事
釼吉 薫 氏
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16:45~17:15
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【遠隔】
(株)東芝における量子暗号通信技術の研究開発と標準化の取り組みについて
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株式会社 東芝
研究開発本部 研究開発センター コンピュータ&ネットワークシステムラボラトリ― 主任研究員
谷澤 佳道 氏 |
17:15~17:45
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QKDのセキュリティ評価に関する国際標準化活動について―ISO /IEC JTC1 SC27
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独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
甲斐 成樹 氏
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17:45~17:55
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閉会の挨拶
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国立研究開発法人情報通信研究機構
量子ICT先端開発センター 主管研究員
佐々木 雅英 氏
一般社団法人情報通信技術委員会
代表理事専務理事
前田 洋一
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