TTCセミナー「電話リレーサービスに係るワーキンググループ報告書について」開催報告
電話リレーサービスは、すでに国内でも日本財団を中心に限定的なサービスが提供されています。2018年の国会でも、公共インフラとして国が整備する方針が出されました。その後、総務省と厚生労働省が中心となって、「電話リレーサービスに係るワーキンググループ」が設置され、2019年1月から計7回にわたって検討がすすめられ、このたび、その報告書が総務省より発表されましたので、ワーキンググループでの検討状況や、国内外での標準化状況などに関するセミナーを開催しました。
電話リレーサービスについては、ITU-TでもF.930として勧告化されており、TTCにおいても、今年の8月29日に、JT-F930をTTC標準として制定したところです。
本セミナーでは、この電話リレーサービスに関する総務省での検討状況や日本国内でのサービスの状況及び国内外での標準化状況など、それぞれの関係者のみなさまにご講演いただきました。
ご講演いただいた方々並びにご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
開催スケジュール
開催日時 | 2019年10月30日(水)15:00 ~ 17:30 |
---|---|
開催場所 |
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) 2階 A・B会議室
東京都港区芝公園1-1-12 芝公園電気ビル【MAP】 |
主 催 | 一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) マルチメディア応用専門委員会・アクセシビリティSWG |
後 援 | 総務省、厚生労働省 |
参加者数 | 53名 |
講演資料
※資料のダウンロードには会員ログインが必要です。
TTC会員様でログインID/パスワードが不明の場合には、ログインID/パスワード申請ページよりお問い合わせください。
資料ダウンロード
プログラム
司会:一般社団法人情報通信技術委員会 顧問 加納 貞彦 氏
時刻 | 講演内容 | 講演者 |
---|---|---|
15:00~15:05
|
開会挨拶
|
一般社団法人情報通信技術委員会 顧問
電話リレーサービスに係るワーキンググループ座長代理
加納 貞彦 氏
|
15:05~15:25
|
公共インフラとしての電話リレーサービスの実現に向けて
|
総務省 電気通信事業部 事業政策課 課長
山碕 良志 氏
|
15:25~15:45
|
意思疎通支援事業と電話リレーサービスについて
|
厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部
企画課 自立支援振興室 課長補佐 塩野 勝明 氏
|
15:45~16:05
|
電話リレーサービスによって変わるろうあ者の生活の質
|
一般財団法人 全日本ろうあ連盟 副理事長
小中 栄一 氏
|
16:05~16:25
|
最先端の電話リレーサービス~国内外の動向から~
|
筑波技術大学 産業技術学部 産業情報学科
准教授 井上 正之 氏
|
16:25~16:45
|
日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクトについて
|
公益財団法人 日本財団 公益事業部部長
石田 靖乃 氏
代理 筒井 智子 氏(日本財団公益事業部)
|
16:45~17:05
|
電話リレーサービスの核となる手話・文字オペレーターについて
|
株式会社プラスヴォイス 社長
三浦 宏之 氏
|
17:05~17:25
|
電話リレーサービスの海外における現状および国際標準化の現状
|
慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科
特任教授 川森 雅仁 氏
|
17:25~17:30
|
閉会挨拶
|
一般社団法人情報通信技術委員会
代表理事専務理事
前田 洋一 |
17:30~
|
意見交換会
|