【2019年度情報通信月間参加行事】TTCセミナー「５Gにおけるセキュリティに関する最新動向」開催報告

  ４月に米国と韓国の通信事業者から5Gサービスを開始したとのアナウンスが行われ、5Gの時代への移行が始まりました。5Gでは、超高速、低遅延、大量同時接続を実現することを目的とし、ネットワーク側でも新しい技術が取り入れられようとしています。今回のセミナーでは、5G時代に向けたセキュリティの取り組みについて焦点を当てました。

  これまでのモバイルネットワークのセキュリティ対策では、モバイル通信システムやプロトコルに対する攻撃の防御、通信事業者が想定していない不正な利用への対応が主なものでした。5G時代になってもこれらの対応は必要ですが、さらに、ネットワーク側の新しい機能や、これに伴う新しいユースケースに対してもセキュリティ対応を行う必要があると言われています。ネットワーク側はSDN（Software Defined Networking）、NFV（Network Functional Virtualization）、MEC（Multi-access Edge Computing）等が導入され、ネットワーク利用者が直接ネットワークを制御することも考えられています。また、ネットワークにはIoT機器が大量に接続され、Connected-Car等の新しい利用法が導入されてきます。

  本セミナーでは、5Gに向けたネットワークの移り変わりや新しいネットワークの利用法に注視し、これに対するセキュリティ関連活動として、第5世代モバイル推進フォーラム（5GMF）で活動を開始したセキュリティ検討アドホックの取り組みと、標準化関連の取り組みについてご紹介しました。

  ご講演いただいた方々並びにご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

開催スケジュール

講演資料

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プログラム

司会：TTC事務局 竹内 正憲

セミナーの様子