アクセシビリティシンポジウム 「災害時のテレビ放送アクセスのユニバーサルデザインを求めて」開催報告
東日本大震災から7年、日本全国どこでも地震をはじめとする災害への危機感に満ちています。緊急災害時、そして避難生活で最も頼りになるのは身近なローカル局のニュースですが、大都市以外の地域ニュースには、字幕・音声解説・手話が付与されていません。必要な時に適切な情報を入手できない、視覚や聴覚に障害のある人や高齢者、外国人などの情報弱者にとって、それは命に関わる重大な問題です。
今回のシンポジウムは、放送文化基金の助成を受けて、IPTVアクセシビリティコンソーシアムと一般社団法人情報通信技術委員会が共同して、災害時における情報保障の可能性について、国内外の最新の状況の報告とともに、議論を深めました。
ご講演いただいた方々並びにご来場いただきました皆様、まことにありがとうございました。
開催スケジュール
開催日時 | 2018年3月27日(火)13:00~17:00 |
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開催場所 |
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) 2階 A・B会議室
東京都港区芝公園1-1-12 芝公園電気ビル【MAP】 |
主 催 | IPTVアクセシビリティコンソーシアム 一般社団法人情報通信技術委員会(TTC) |
参加者数 |
95名 |
講演資料
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資料ダウンロード
プログラム
時刻 | 講演内容 | 講演者 |
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13:00~13:05
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主催者あいさつ
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IPTVアクセシビリティコンソーシアム理事長/早稲田大学
亀山 渉 氏 |
13:05~13:20
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新しい視聴覚障害者等向け放送行政の指針と災害時の情報保障
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総務省情報流通行政局地上放送課長 三田 一博 氏 |
13:20~13:50
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海外での「アイ・ドラゴン4」を用いた災害時の情報保障への期待
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NPO法人支援技術開発機構副理事長 河村 宏 氏 |
13:50~14:05
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厚生労働省の情報アクセシビリティ支援の取り組み
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厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部 |
14:05~14:20
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TTCにおけるアクセシビリティに関する取り組み
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TTCマルチメディア応用専門委員会 アクセシビリティSWGリーダ 山本 高大 氏 |
14:20~14:35
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非音声緊急通報システム「Net119」の取り組みとご紹介
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株式会社両備システムズ 川北 敏久氏、根倉 伸人氏、高橋 由美子氏 |
14:35~15:10
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休憩/ワークショップ
IPTVアクセシビリティ国際標準ITU-T H.702・国内標準JT-H702準拠「アイ・ドラゴン4」を体験! |
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15:10~17:00
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【パネルディスカッション】
災害時の情報保障の新しい形を求めて |
パネリスト: 社会福祉法人日本盲人福祉委員会常務理事 指田 忠司 氏 一般社団法人全日本ろうあ連盟理事 慶應義塾大学特任教授 追手門学院大学准教授 ITU-T SG16副議長/沖電気工業株式会社 モデレータ: |
17:00~17:05
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閉会挨拶
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一般社団法人 情報通信技術委員会 代表理事専務理事 前田 洋一 |
17:05~
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意見交換会
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