「oneM2M」が第7回Compass Intelligence「年間最優秀賞」受賞
2019年5月1日、平成から令和に改元されました。大型連休の中、4月30日に行われた退位礼正殿の儀は天皇が行う国事行為として行われるもので、今上天皇が退位をされ、皇位を皇太子徳仁親王が継承されるのに伴って行われる儀式です。一生に一度起こりうるかどうかの記念すべき瞬間に立ち会うことができ、身が引き締まる思いであり、TTCの新たな時代へのチャレンジを誓う瞬間でした。
「令和」には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ・希望に満ち溢れた新しい時代を切り開いていく」という祈り・願いが込められていると政府からの発表がありました。また、安倍首相はツイッターで「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい」とコメントされています。TTCも希望をもって新しい時代を切り開いていく社会の一員として貢献できるよう引き続きチャレンジしていきたいと思います。
さて、令和時代の最初のマエダブログとして、TTCがIoT標準化を推進する「oneM2M専門委員会」にとっての朗報が届きましたので皆様と共有したいと思います。
2019年4月8日、テキサス州サンアントニオで開催された第7回Compass Intelligence 年次表彰式において、IoT、モバイル、および最新技術部門での受賞者が発表され、IoT標準化を推進する「oneM2M」がこの年の「年間最優秀IoT標準化組織」として表彰されました。
Compass Intelligenceは、通信、モバイル、IoT、およびハイテク企業にアドバイザリー、コンサルティング、およびマーケットインテリジェンスを提供する企業です。受賞案内は、「Winners Announced for The 7th Annual Compass Intelligence Awards in IoT, Mobile, and Emerging Tech 4/8/2019」です。
今回の受賞について、oneM2M専門委員会の山崎徳和委員長から以下のメッセージをいただいております。
【oneM2Mは、2012年にTTCを含む欧米アジアの7つの標準化機関が共同で設立・運営しているIoTサービス層の標準化団体で、IoTアプリケーションの実行をミドルウェアとしてサポートする、いわゆるサービスプラットフォームのアーキテクチャ、共通サービス機能、プロトコル、リソース管理、情報フロー等の標準化を推進しています。これにより、異なる分野を跨いでデバイスや情報を連携させる「水平連携型」のIoTビジネス/サービスの普及を図るとともに、3GPPやOMA等他機関で規格化されている幾多のIoT関連技術ともインターワークする世界の実現を目指しています。今回の栄えある受賞により、全世界でoneM2M規格の普及に拍車がかかることを大いに期待しています。】
TTCの関係者の皆様と今回の受賞をお祝いするとともに、IoTサービスプラットホームの標準化の更なる発展を祈りたいと思います。
なお、今回の受賞に関するプレスリリースは以下のURLで参照いただけます。
また、oneM2Mホームページにおける関連記事は以下をご参照ください。
http://www.onem2m.org/news-events/newsmenu/onem2m-in-the-news