第5回「災害に強いICTを考えるワークショップ」の開催に向けて
2月27日に開催した第4回「災害に強いICTを考えるワークショップ」は多くの参加者を集め、ITU-Tでの災害対応のフォーカスグループの発足、TTCでの取組み方針、大規模災害等緊急事態における通信確保に関する課題に焦点を当てた議論を行いました。その後、ITU-Tでは、フォーカスグループFG-DR&NRR(Focus Group on Disaster Relief Systems, Network Resilience and Recovery)のマネジメント体制が調整され、以下のフォーカスグループの議長と副議長が指名されました。日本からは、議長にNTTの荒木様、副議長にNECの江川様が含まれており、本課題の日本によるリーダーシップが期待されます。
議長: 荒木 則幸 (NTT AS研究所、ITU-T SG15 Q17 ラポータ:日本) 副議長: Ramesh K. Siddhartha (自治省、警察無線・調整担当理事:インド) 副議長: 江川 尚志 (NEC、ITU-T SG13 Q21 ラポータ:日本) 副議長: Leo Lehmann (OFCOM:スイス) ITU事務局:Hiroshi Ohta(ITU-T TSB) |
この度、このフォーカスグループの第一回会合の開催案内が出され、6月25日〜27日にジュネーブで開催されることが決まりました。
TTCでは、ITU-T FG-DR&NRRの会合対応を視野に入れ、スマートコミュニケーションAG(略称 Smart Com AG)傘下に、災害対応ワーキングパーティ(DR WP)(仮称)を発足することとしました。WP設立に向けた参加の委員募集をまもなく開始します。また、昨年の東日本大震災3.11から1年を経過した被災地の現状視察を含むワークショップを第5回「災害に強いICTを考えるワークショップ」として開催したいと考えております。
ワークショップの開催概要は以下のとおりです。なお、現地視察は、NTT宮城支店様のご好意とご協力により企画出来ることになりました。
第5回「災害に強いICTを考えるTTCワークショップ」開催概要(案) 平成24年6月19日(火)~20日(水) ◎ 6月19日(火)15:00-17:00 講演会 場所:TKPガーデンシティ仙台 講演1:耐災害ICT研究への取り組み(仮題) 講演2:東日本大震災から得た経験(仮題) 講演3:ネットワークの災害耐性と復旧容易性の向上を目指して(仮題) 講演4:調整中 (17:00以降 交流会) ◎6月20日(水) NTT東日本 被災局舎 訪問(バス) 09:00 仙台 出発 17:00 仙台着 解散 |
現地視察を含むワークショップの参加については、5月22日(予定)よりTTCホームページにて参加者の募集を行いますので、皆様の積極的なご参加を期待しております。現地視察バス費用などを必要としますので、実費ベースの参加費を伴うとともに、受け入れ参加者数に制約がございますことを予めお断り申し上げます。