3月11日東北地方太平洋沖地震
日本観測史上最大級の巨大地震が2011年3月11日午後2時46分ごろ、東北三陸沖を震源とし、阪神大震災の約1000倍に相当するマグニチュード9.0の激震と最大数十メートルの大津波で、多くの方々の命や生活が奪われました。
大地殻変動に、相次ぐ余震、そして福島原子力発電所での放射能拡散、被曝被害も発生し、数十万人が避難生活を送る中、関東エリアを中心に計画停電が実施され、緊張の日々が続いています。
大震災により亡くなられた方々に、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された地域の皆さま、その家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と一日も早い復興をお祈り申しあげます。
TTCには、国際標準化活動や国際連携での関係のある世界各地の知人、友人から多くのお悔やみと励ましのメールが数多く届いており、暖かい心遣いに目頭が熱くなる思いです。また、世界中が大きな驚きを感じるとともに、日本人がこの困難を何とか乗り切ることを祈ってくれていることを実感しました。
3月11日の午後に、私は出張からTTCに戻りました。事務局には男性14名、女性4名が勤務していましたが、昼下がりを過ぎた時、地震がありました。普段であれば10数秒で終わるはずの揺れが、なかなか止まず、その揺れはますます大きくなり、壁の継ぎ目がからきしむ音がし、我々は机の下に隠れることがやっとでした。屋外では、津波警報のアナウンスも聞こえましたが、既に日比谷通りには車が渋滞し、道路には大勢の人があふれていました。
今回の都内での地震規模は、東北の比較にもならないものでしょうが、それでも実体験では、こんな時一体どこへ避難すれば良いのか?建物の高い方に行った方が良いのか、建物の外に出たほうが良いのか?避難場所は認識しているものの本当に出かけるのが良いのか、屋内に待機するのが良いのか?
平素の心構えや準備を十分にすべきであると痛感しました。
東北では今も厳しい冷え込みで、電気もなく、食料も水も少ない状況の地震避難民の方々のご苦労は想像を絶するものであると言わざるを得ません。一日でも早い復興を祈り、日本人として一致団結し、この危機を乗り切っていかなければいけないと思っています。