2022年度情報通信技術賞・功労賞表彰式
6月14日に2022年度情報通信技術賞・功労賞表彰式が挙行されました。
昨年度の表彰式は、オンライン形式での開催とさせていただきましたが、本年度は適切な感染防止対策を実施した上で、受賞者を中心に少人数で開催いたしました。ライブ配信を行った表彰式の模様もご覧いただけます。
表彰式では原島会長の式辞に続き、中西総務副大臣のご祝辞を賜り、村井表彰選考委員会委員長の選考結果報告を受けた後、表彰状の授与が行われました。
TTCでは事業活動推進の一環として毎年表彰を行っており、その賞としては、TTCの目的に沿う事業の遂行に多大な貢献をされた方々に対して贈られる「情報通信技術賞」(総務大臣表彰とTTC会長表彰があります)、TTC標準の作成維持等に積極的に参画しその功績が著しい方に対して贈られる「功労賞」があります。受賞された皆様のお名前と受賞内容はTTCホームページのトピックスでご紹介しています。
今回、総務大臣表彰を受賞された、高橋様、中尾様、TTC会長表彰を受賞された、井上様、芹沢様、滝嶋様、森山様(五十音順)、ならびに功労賞を受賞された15名の皆様方にお祝い申し上げます。また、受賞の皆様を支援してこられた職場やご家族の皆様方にも、あわせて心よりお祝い申し上げます。
ご来賓としてお招きした中西総務副大臣の祝辞では、知財・国際標準化を研究開発や社会実装と一体的に推進していくことが不可欠であり、来月まとめられる「Beyond 5G に向けた情報通信技術戦略」でその重要性を明確に位置づける予定である、また産学官一体となって戦略的な取組が進められるよう 「Beyond 5 G新経営戦略センタ」等の関係機関と連携し、Beyond 5 Gに向けた 標準化等を推進する、とのお言葉を頂きました。TTCでは、今後もBeyond 5G新経営戦略センタ等の活動と連携し、標準化の活動に貢献して参ります。
総務大臣表彰を受賞され、国際標準の場で役職者として活躍された高橋様、中尾様のご挨拶では、活動当初のエピソードとして、海外のメンバから日本人の英語力の不足を指摘されたという共通の経験談を頂きました。高橋様からは英語力の不足を信頼されるデータを徹底的に示し信頼を得たお話、中尾様からは国際標準では英語力より技術力をもっていることの方が重要であるとのお話がありました。お二人が、技術力で信頼を獲得し、持続的に会合に参加することで英語力も備わり、会合をまとめる立場になられたということは、標準化活動を担う若手の技術者だけでなく、若手標準化人材を育成する立場の企業の方々にも参考となると信じております。
表彰式典の模様と、受賞された皆様の集合写真を以下に示します。