標準化活動の新体制について
皆さんこんにちは、TTC専務理事の岩田です。
今回は、TTCに新たに設立されたSWG(サブワーキンググループ)とAG(アドホックグループ)についてと、5月末に改選された標準化会議正副議長、企画戦略委員、専門員会正副委員長について述べさせて頂きます。
まず、新たにマルチメディア専門委員会配下にマシンビジョンSWGを設置しました。マシンビジョンの事例としては、人間の眼で製品を検査する代わりに、カメラで画像を取り込み、その画像をソフトウェア処理で実施するものです。最近は、検査システムだけでなく、ロボットや監視技術等に及んでおり今後、ますますの利用拡大が予想されています。
今回、マシンビジョン関連の国内業界標準を策定しているJIIA(一般社団法人 日本インダストリアルイメージング協会)のエキスパートをメンバーにお迎えし、標準化活動を推進してまいります。業界横断的な連携する場として会員の皆さまのご参加をお待ちしております。
また、ITU-Tで設立されたFG-AN【Focus Group Autonomous Networks(自律ネットワーク)】に対する国内対応を行う場として、関連する専門分野が複数にわたることから、アドホックグループの形でAutonomous Networks Ad-hoc Groupを設立しました。
ITU-TのFG-ANの議長が本アドホックのリーダを兼務しており、国内、国外と一貫した活動を実現することで本分野におけるイニシアチブを獲得していくことを目的としています。活動にご興味のある方は、是非積極的なご参加をお願い致します。(専門委員会概略図)
本年は、標準化活動を牽引して頂いている、標準化会議正副議長、企画戦略委員、専門委員会正副委員長の2年毎の改選期となります。
5月末で退任された標準化正副議長、企画戦略委員、専門委員会正副委員長の皆さまには長きにわたり標準化活動を支えて頂き誠にありがとうございました。引き続きTTCへの変わらぬご支援及びご指導をお願い致します。ご継続、あるいは新規でご就任頂きました方々におかれましては、会員企業を代表して、TTCに対するご要望や忌憚のないご意見を賜りたく存じます。
本来であれば、直接御礼、ご挨拶をさせて頂きたいところではありますが、コロナ禍ということで本ブログにて御礼の挨拶とさせていただきます。何卒、ご容赦いただければ幸いです。一日も早くコロナが収まり、会員企業の皆様と直接集うことができる日を楽しみにしております。