活動内容

標準化事例

TTCの活動を通じて標準化した事例を最新のものからご紹介します。

事例 概要
資料
ダウンロード
通信装置の
ソフトエラー
対策
  • 通信装置のソフトエラー※1による影響を考慮した設計・評価の基準や指標を標準化
  • ネットワークの信頼性向上に寄与
  • ITU-T SG5※2 で勧告化
概要編 (JT-K124)
設計編 (JT-K131)
設計編補足資料 (TR-KSup.11)
試験編 (JT-K130)
基準編 (JT-K139)
評価編 (JT-K138)
ILE※3
(超高臨場感ライヴ体験技術)
  • ILEによってスポーツ競技やエンターテイメント公演などを遠隔地でリアルタイムに伝送し臨場感高く再現することが可能
  • ILE自体が複数の要素技術から構成されるため、フレームワーク等を標準化
  • ITU-T SG16※4で勧告化
要求条件
アーキテクチャ・フレームワークサービスシナリオ
災害時の自動車を用いた情報通信システム
(V-HUB※5
  • 災害時に既存インフラが使えなくなった時、車が通信を中継するために必要な通信方式の標準化
  • ASTAP-26プレナリーでレポートとして承認され、APTホームページで参照可能
IPTV※6
  • 従来の放送装置とは異なり、標準によって国内外のベンダが汎用装置を製作することができ、日本では1,500万台以上普及
  • アプリケーション勧告の大半は日本主導で勧告化
  • ITU-T SG16で勧告化
機能アーキテクチャデジタルサイネージアクセシビリティプロファイル
IoTエリアネットワーク※7
  • IoTエリアネットワークに関連する機器は多岐にわたり、異なるベンダ間の機器を相互接続させるために標準化を推進
  • スマートハウス関連(HEMS)に適用できる4層※8以下のプロトコルを標準化
  • ホームネットワークに接続された機器と構成を把握するためのプロトコル(HTIP)※9はITU-T SG15※10で勧告化
光アクセスシステム※11
  • FTTH※12を支えるPONシステム
  • IEEE802.3※13において1G-EPON・10G-EPON※14を日本主導で標準化。
  • ITU-T SG15でG.9801を勧告化。(管理層レベルを含むEPON仕様)
  • IEEE1904.1※15でSIEPON※16を標準化。
EPONシステム (TR-EPON)
遠隔地域でのICTソリューション導入に向けたガイドブック
  • ICTソリューションをアジアのルーラルエリアに広く普及させるために作成された要求条件や導入ガイドライン
  • e-disaster risk management,e-Aquaculture,Smart City Application等のケーススタディが含まれる
技術レポート

自動車の遠隔更新技術の標準化動向と実用化課題

  • コネクテッド・カーの実現に必要不可欠な車載ソフトウェアの遠隔更新について、OTAリプログラミングを中心にレポート化
技術レポート
※1 ハードウェア故障と異なり、通信装置などが一時的に誤動作やシステムダウンを起こす現象。宇宙線中性子が原因とされ
  ている。
※2 環境、気候変動と循環経済に関する標準化を実施
※3  Immersive Live Experienceの略
※4  マルチメディア符号化、システムおよびアプリケーション
※5  地震・津波・台風などの災害で既存の通信インフラが使えなくなった際、通信機能を搭載し発電機能を持ったバッテリー
  を有するクルマ(Vehicle)が非常時のデータ系通信中継のためのHub機能を提供するシステムであることからネーミング
※6  IPを利用してデジタルテレビ放送を配信するサービスで、日本の主なサービスはauひかり・ひかりTV・アクトビラ
  サービス・クレアテュールチャンネル・U-NEXTである。
※7  IoTシステムにおいて、センサなどのIoTデバイスと、IoTゲートウェイ間のネットワークをIoTエリアネットワークと定義
※8  OSI参照モデルの第7層 - アプリケーション層、第6層 - プレゼンテーション層、第5層 - セッション層、
  第4層 - トランスポート層、第3層 - ネットワーク層、第2層 - データリンク層、第1層 - 物理層
※9 Home-network Topology Identifying Protocolの略
※10 伝送網、アクセス網及びホームネットワークのためのネットワーク、技術及び基盤設備の標準化を実施
※11 光アクセスシステムは、局舎の1台のOLT (Optical Line Terminal) から光スプリッタを介して、複数の加入者のONU  
  (Optical Network Unit) と通信するPoint to Multipoint型のPON (Passive Optical Network) システムが主流
※12 Fiber to the Homeの略 
※13 IEEEの802.3作業部会で、Ethernetの物理層の標準化を実施。
※14 1Gigabit - Ethernet Passive Optical Network、10Gigabit- Ethernet Passive Optical Networkの略
※15 IEEEの1904.1作業部会で、Ethernet PONのサービス相互接続性の標準化を実施
※16 Service Interoperability in Ethernet Passive Optical Networksの略